教会は、町のコミュニティの場

教会、とりわけキリスト教の国へ旅行すると観光では必ず教会というものに立ち寄ることが多くなります。
教会というのは、宗教としてのお祈りの場であると考えているため日本にいる時には信者を除いては海外の教会のように日頃、教会に入ったりする事はあまりないですよね。

旅行先で教会があればまずはお祈りをするという以前にその目的はただ美しい装飾や鮮やかなステンドグラスだったりしますから、教会というよりは美術鑑賞するためのようでもあります。
町の中心であった教会とその周りには教会という名目の他に昔は様々なモノを売る市が開かれていた時もあって、誰もが集まるコミュニティの場でもありました。

昔から教会、とりわけ大聖堂と呼ばれるものになるとキリスト教信者がほぼ全員であった町の人たち全員が教会に入れる規模のものでなければならなかったようですか。

だから壮大で、どこよりも立派な教会を作るというのは必須の条件であって、それが町の自慢でもありました。

教会は誰でも入れます、教会という考え方とは

海外における教会は、勿論お祈りの場であると同時に信者以外だれでもとりあえず入る事が可能です。
教会によっては拝観料や維持費・寄附という名目で入場料が必要な所もありますが、大抵は無料で入れるところが殆どです。

美しいステンドグラスや細かい装飾の祭壇や彫刻、訪れる人に平等に迎えてくれますから最低限のマナーは備えたうえで町歩きに疲れたら入場してみましょう。
教会は何も大聖堂と呼ばれる中心の教会だけあるわけではなく以前は町という単位の前は教区といわれていました。

教区には必ず一つは教会があってその後、町として一つに纏まったあともそこには引き続き教会は残りますから今でも一つの町のあちこちに教会があるんです。
教会の中のステンドグラスや壁に絵が描かれていればそれは、文字が読めない信者たちに見て覚える聖書となる重要な教科書ですから聖書物語としての絵巻を見ていることになります。

「最後の晩餐」や「受胎告知」などという聖書の話を聞いたことがありませんか。

町歩きに疲れたら..やっぱり教会

町歩きにも疲れてふと教会の前にさしかかったらまず中に入ってみましょう。
時には、礼拝（ミサ）に時間にあたってしまうときもありますが、入場を制限していないようでしたら入っても構いません。

その時に持ち合わせておかなければいけない事は、最低限のルールのようなもの。誰でも入れるコミュニティであってもそこには敬虔な祈りの場であるという場所だからです。
教会に入った時には、どんなに綺麗なステンドグラスがあっても、どんなに素晴らしい祭壇があっても、撮影には最大限の注意を払いフラッシュは極力控えるようにしましょう。

また、礼拝が行われている場合には、写真の撮影自体は控えましょう。
教会という考え方を見に付けた上で夏の暑い時の石造りは涼しく、冬の寒い時には避寒地としても有効であるため気軽に利用できる場所です。

ここからはちょっと雑談ですが…

信者が使う椅子に静かに腰掛けてふと堂内を静かに眺めてみると気持ちがリセットできて心地がいいですよ。
この時、信者席の足元は足が置けるようになっていますが、そこは足置きではなく礼拝の時に膝を置く場所になりますから足を置かないようにしましょう。

また飲食は絶対控えて大きな声で話さないという事。
町歩きの足休めという名目でも神聖な教会は誰でも平等に迎えてくれます。

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