半沢直樹 キャスト・ 支店長役は石丸寛二

善人キャラクターが演じる支店長役は気弱な悪人

ドラマ半沢直樹では大阪西支店の支店長を演じていたのが石丸寛二さん。
第一部の大阪西支店で融資課長だった半沢直樹と「5億円の融資」をめぐり対立する支店長の浅野匡を演じていました。

石丸寛二さんの役どころは合併前の産業中央銀行出身で東京第一銀行との合併により東京中央銀行の大阪西支店長役で、そして当時そこで融資課長だったのが半沢直樹という二人の関係です。
石丸寛二演じる支店長の浅野は部下には厳しく傲慢な態度をとり、上司には低姿勢になるというその振る舞いは、巷に存在する上下関係の厳しい組織の中の典型的でありがちな中間管理職の姿がありました。

善人キャラクターを演じることが多い石丸寛二さんの支店長役も板についていたようで、傲慢な態度で半沢直樹ら部下に接する気弱な悪人キャラクターも様になっていましたね。




支店長役の石丸寛二さんは

その甘いマスクと魅力的な声は外見だけ見ていると、とても傲慢な態度をとる悪人キャラクターというイメージが薄くなってしまうのですが、そのギャップがいいですよね。
支店長役の石丸寛二さんは元々音楽で表現する道を模索する中、劇団四季で舞台を中心に活動を続けた舞台俳優として様々な役を演じてきました。

これまでも石丸寛二さんは俳優としてたくさんのドラマにも出演し、その外見からは想像できないような役柄も経験しています。

そのなかで演じた半沢直樹の浅野匡役は俳優として石丸寛二という存在を見せつける出世作となったわけです。
石丸寛二さんは現在、俳優として歌手としてまた司会なども務めマルチに活躍していますが、今では出演の幅を広げ今や、ドラマでは見かけない事がないくらいに活躍されていますよね。

♦関連記事♦・半沢直樹でブレイクしたこの人に注目:石丸寛二 プロフィール

外見のイメージを守る余りに役の幅が狭まって凝り固まってしまう役者さんもいますが、その点でも半沢直樹 で演じたまた、半沢直樹での浅野匡役は表裏を演じた石丸寛二さんの悪人キャラクターにも注目です。

余談ですが、2014年の「ルーズヴェルトゲーム」では善人キャラクターを演じた石丸寛二さんは総務部長兼野球部部長という役を演じていました。

野球部部長として沖原とキャッチボールをするシーンがありましたが、そこでは石丸寛二さんの運動センスはどうなの..!?と目を疑う驚くシーンがあります。石丸寛二さんの苦手な事はやはりスポーツなのでしょうか。

半沢直樹を追い込む支店長の浅野匡

石丸寛二さん演じる浅野匡は職場では傲慢な態度と低姿勢になる二面性を持った部分がある反面、家では家族思いの優しい父親というキャラクターでした。

浅野匠の二面性キャラクターはそのシーンを見れば完全な憎まれ役ではないことが分かります。
支店長の浅野匠自らが作った損失の穴埋めのために友人の会社へ5億円の無担保融資を強引に進め、支店長自身はその見返りに資金を受け取り焦げ付いた融資の失敗を半沢直樹ら部下に押し付けようとしたのです。

不正は半沢直樹らによって暴かれ焦げ付いた5億円の不正融資は回収されその件は落着。

自ら招いた失敗を暴かれ半沢直樹に土下座をする支店長浅野匡の姿は根っからの極悪人の姿ではなく、一貫して芯の座った性格とは違う気弱な悪人浅野匡のキャラクターが見え隠れしていました。

堺雅人さん演じる半沢直樹が上司に対しても怯まない凄味がここでも見られ第一部における一番の見応えあったシーンでした。

支店長浅野匠との闘いは見応え充分でありましたが、それは銀行という組織の中で石丸寛二演じる浅野支店長との攻防はそれでも半沢直樹が迎えるほんの一場面でしかないところが面白いのです。

ドラマ半沢直樹の記事一覧
♦関連記事♦
半沢直樹 原作者は 社会派「痛快」ドラマの火付け役
半沢直樹 原作 ×テレビドラマとの違い
半沢直樹テレビシリーズ 続編はいつ
半沢直樹 ドラマの続編を なぜやらない
半沢直樹のドラマ主題歌はありますか