松岡 茉優 演技だけで見せたドラマで存在感
松岡茉優が演技で見せたドラマ「問題のあるレストラン」
2015年1月から放送された木曜10時のテレビドラマで脚本は「東京ラブストーリー」「踊る大捜査線」などでも知られる坂本裕二のオリジナルドラマです。
男社会で理不尽な目に遭った主人公が、ライバルの男性たちに勝負を挑むコメディタッチな色合いの一話ごとの完結ドラマでした。
主演した真木よう子さんが中心となって、問題を抱えた女性たちとゲイによるビストロレストラン「ビストロ フー」を開店し、松岡茉優さんはその中で極度な対人恐怖症であった雨木千佳を演じています。
雨木千佳は父親の浮気が原因で、離婚した母親と一緒に暮らすことになりましたが、母親が育児や家事を放棄し引きこもってしまってからは千佳が料理を作って世話をしてきました。
その料理の腕前が講じてビストロ フーではシェフとして働くようになりますが常に、人と会話をする時にはスマートフォンを使い普段はフード付きパーカーを着てマスクをしていました。
話さない役でも演技で見せていました
雨木千佳はビストロ フーで共同生活をしているシーンでも最初は誰なのか分からないくらいに自分を見せることがなかったのですが、徐々に打ち解けていくようになります。
心に問題を抱えた女性たちの中で松岡茉優さん演じる雨木千佳は一番深刻な役どころでありました。
回が進むにつれ、複雑な家庭環境の中で精神面で母親を支えていた優しい千佳の姿になり、徐々に露出されていく千佳に変わっていきます。
それにしても、共同生活で話すシーンが殆んどない中でで自分の感情や間の取り方などは当時松岡茉優さんに対し演技指導のようなものがあったならばあの対人恐怖症の役だった雨木千佳になりきった演技はできなかったと思いますが、実際はどうだったのでしょうか。
松岡茉優の飛躍のきっかけとなった演技
「問題のあるレストラン」ではまだ脇役的な存在でしたが、この時点でドラマ出演作品も10作品を超えその中には主人公の学生時代を演じたりするドラマもありました。
それを見るたびに、どこかで見たことがある..というその印象を強く残していますが、やがてそれが松岡茉優さんであったというのを見るたびにそれは強烈なインパクトとして残ります。
以降の活躍はドラマや映画にまた、CM出演によって今では見ない日はないくらいに注目される女優さんになっていますね。
松岡茉優さんの今後を見る上で「問題のあるレストラン」で演じた台詞なしで見せた演技にも注目ですし彼女の飛躍のきっかけとなったドラマであることはその後の活躍を見れば言うまでもありません。
1994年から続くあるテレビ雑誌が選ぶドラマのクールに合わせて年4回行われるドラマアカデミーで2015年の1-3月では「問題のあるレストラン」で演じた松岡茉優さんが「助演女優賞」の候補に挙がりました。
しかし、僅差で同じドラマに出演していた高畑充希さんに敗れてしまいました。
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