松嶋菜々子 主演の出世作「Sweet Season」

平成に入った1990年代はドラマ最盛期ともいわれその中でも純愛がテーマのドラマが多数ヒットしました。
その流れの中で松嶋菜々子さんが主演した「Sweet Season」は1998年1月から3月までに放送されています。

テーマは純愛とは言えどこのドラマは不倫がテーマであって、松嶋菜々子演じる藤谷真尋が同じ会社で働く上司で妻がいる椎名桔平さん演じる後藤明良との関係を中心に展開。
結局、不倫関係は周囲に明らかになり追い詰められていきますが、最後は愛を貫きハッピーエンドに終わるという結末でした。

このドラマで脇を固めていた豪華キャストも話題でしたね。
松嶋菜々子さんにとって民放ドラマで初主演作となったSweet Seasonは、その後の活躍を予感させる出世作となったわけです。

松嶋菜々子 ドラマ主題歌をサザンが担当

ドラマ「Swwet Season」の主題歌だったのがサザンオールスターズとして41枚目の作品となった LOVE AFFAIR～秘密のデート。
デートスポットとなった横浜・大黒埠頭がその中心となりました。

この曲はドラマのために書き下ろされたもので、ドラマの内容に合わせて不倫がテーマとなり当時神奈川出身の桑田佳祐さんも横浜のデートスポットを調べながら制作したというエピソードがあります。

1990年代はドラマがヒットすれば主題歌もヒットする、またその逆でもありました。

今でも記憶に残るドラマを思い出すとそのドラマで流れていた曲が思い浮かび、曲を聞けばドラマのシーンが思い浮かぶといったのが、その裏づけですよね。
現在も主題歌となったLove Affair はサザンの楽曲の中で人気がありますが、ご当地では人気スポットが歌詞の中で出てくることもあって今でもよく聴かれるようです。

松嶋菜々子主演のドラマ主題歌でみえたもの

インターネットがまだそれほど普及していなかった時代、多くの人がテレビを観ていたのがこの頃でしょうか。
「Sweet Season」は松嶋菜々子という女優さんの存在感を示した作品でありましたが、本来あってはいけない不倫という背景があって、当時はその当人同士の純愛の行方の方に何故か目を奪われていました。

決して美しい筈でないドラマ展開も美しいものに仕上げてしまう、それが90年代の純愛ドラマに良くありました。
ドラマのために製作した主題歌のLove Affairは不倫がテーマであるのにその楽曲のイメージとドラマの演出効果でをこれだけお洒落な印象に変えてしまっています。

ドラマ展開が終わりよければすべて良し..というわけではありませんが、お洒落な楽曲と背景にお洒落な横浜のスポットがドラマ自体を美しく魅せてしまったまさに、これもトレンディドラマなのでしょうね。

これから輝いていく当時の松嶋菜々子さんと主題歌を通じてお洒落なイメージとしての印象を強く出しすぎてしまった部分が「Sweet Season」というドラマを通じて感じる事でしょうか。
でもそれが、わかっている事で当時のトレンドであったならば良いのかも知れませんね。

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